36. 人類は月で生活できるの?

人類は狭い地球に飽きて、将来は月で生活するようになるかもしれません。実際2030年ころには月面基地ができる可能性が高いのです。そこでは、純粋な科学研究のみならず、きっと資源探索が行われるでしょう。

その時人類は月の表面で暮らせるのでしょうか?もちろん食料は地球から運び、また空気も運ばなければなりません。食物は、現地で温室のような施設で生産できるかもしれません。しかし月には大気がありませんから、もろに宇宙線の脅威にさらされます。そのため、月面基地の居住区は、地下室になるでしょう。砂が大気に代わって宇宙線を吸収してくれるからです。人類は将来もぐらになるかもしれません。

応用編 まとめ

  1. 宇宙線の最も高いエネルギーをもったものは1粒子が4カロリーも持っている。
  2. しかしそのようなエネルギーの高いものは、年間100平方キロメートルに1個程度しかやってこないので、そのエネルギーを利用できない。
  3. 宇宙線のミュー粒子を利用すると、火山のマグマの動きを調べられる可能性がある。
  4. 宇宙線を使って月面や火星表面の水の探索ができる。
  5. 宇宙で生活すると宇宙線は有害な放射線。