放射線とは

1. 放射線って何?

「放射線」とは一般に、「波長が短い電磁波」、そして「高速で動くエネルギーが高い粒子」の両方の意昧で使われています。

たとえば、病院で見られる「放射線科」や「放射線治療」という言葉は、身体の内部の検査や治療に「電磁波」を用いるという意味で、「放射線」という語を使っています。

一方、宇宙から「放射線」がやってくるという場合には、「エネルギーの高い粒子」が、地上に降り注いでくることを指します。

この冊子では主に後者の意味で、エネルギーの高い粒子が地球のまわりの宇宙空間で、どのようなふるまいをしているかについて紹介します。

エネルギーが高いというのは、いったいどのくらい高いのでしょうね。