3. 組曲「惑星」?

惑星と言えば、音楽好きの方の中にはホルスト作曲の組曲「惑星」を思い浮かべる方もいるでしょう。ご存じない方も、実際に「木星」や「火星」などを聞くと、きっと「あれか」と思うくらい有名な曲で、聞く機会も多いと思います。「木星」は、いかにも巨大惑星木星または大神ゼウスを連想させる雄大な雰囲気の曲です。歌詞をつけて歌っている歌手もいるので、おなじみの方も多いでしょう。「火星」は、今にも火星人が現れそうな、あるいは戦争の神アレスによって争いごとが起きそうな、不気味な雰囲気の曲です。

この作品は、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星の7曲からなっています。地球は入っていません。作曲されたのは、意外にも新しく20世紀の初めです。冥王星発見以前だったために、当初は「冥王星」が入っていませんでした。その後、冥王星が発見され、一時冥王星を追加したCDなどが販売された様ですが、21世紀に入って国際天文連合が、冥王星を惑星の定義から外したことに伴い、その後は従来通りの7曲の構成になっています。

さて、では音楽としてはどうでしょうか?私自身は、音楽が趣味というほどではありませんが、惑星という名前にひかれて買って楽しんでいます。先に述べた木星や火星などは、特に気に入っています。名曲と言えるでしょう。一人で、あるいは友達や家族と一緒に聴きながら、雄大な宇宙に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

将来、「太陽系外惑星」という曲ができたら、真っ先に購入したいと思います。作曲家の方、ぜひお願いします。