22. 太陽から飛んでくる粒子は危険なの?

太陽からは、太陽風と呼ばれる風がいつでも吹き出しています。この風以外にも、太陽フレアなどの突発的な現象に伴って、非常に高いエネルギーを持った粒子が、惑星間空間に飛び出すことがあります。

もちろん、それらは地球に向かって飛んできて、地球の近くの宇宙空間で働いている人に障害を与えることもあります。スペースシャトルや宇宙ステーションの宇宙飛行士が、船外活動をしているとき被曝(ひばく)する危険性もあるのです。船内にいたとしても、安心はできません。船体の金属との作用により、二次的に作られた粒子を浴びる危険性が指摘されています。近い将来、一般の人が宇宙旅行を行うようになるかもしれませんが、このような危険への対策を、もっとしっかり行う必要があります。