7. 太陽の中心はどうなっているの?

太陽の中心付近は、高密度の水素で形成された約 1600 万度の高温の世界。そこでは、4 個の水素原子核が 1 個のヘリウム原子核に変わる核融合反応が起きていて、その際に質量がエネルギーに転換されています。消費される水素の量は、毎秒約 6200 億トンという莫大なものですが、太陽全体から見るとごくわずか。この核融合で発生したエネルギーは、放射、対流などによって太陽表面まで運ばれます。

地球でも、核融合によってエネルギーを生み出そうとする試みが行われていますが、まだ実用化に成功した例はありません。