13.オーロラは大気のてっぺんを変える?

オーロラは、宇宙空間から飛んできた高エネルギーのプラズマが、南極や北極付近の上空で大気にぶつかって、大気が光を出す現象です。

この時、大気は光を出すとともに、大きな熱エネルギーをプラズマからもらって温度が上昇します。特に熱圏では、温度が数百度も急に変わることがあります。温度が上がって膨張した熱圏の大気から、巨大な波が発生し、低緯度に向かって伝わっていく。日本でも、こうした現象がときどき観測されています。オーロラは超高層大気の温度を変えるだけでなく、地球規模の大規模な熱圏の風の吹き方までも変えてしまうということです。