27.一週間は9曜日?

有史以前のメソポタミアから、太陽と月、そして水星、金星、火星、木星、土星は7曜日に対応して考えられてきました。例えば土曜日は、土星に関連するローマのサトゥルヌス神(Saturni)からSaturdayとなりました。水星に関連するゲルマン神話のオーディン神(Woden)から、水曜日はWednesdayとなり、木星に関する北欧のトール神(Thor)から、木曜日はThursdayとなっています。

1781年にウィリアム・ハージェル(W. Herschel, イギリス)によって天王星が発見され、続いて1846年にガレ(J. G. Galle, ドイツ)が海王星を発見しました。有史以前から数千年の間、空に輝く太陽系の星は太陽と月と5つの惑星(水星、金星、火星、木星、土星)の合計7つの天体と考えられていましたので、それに対応する形で7つの曜日となっていました。もし、天王星などの発見がもっともっと早かったなら、一週間は9曜日になっていたのでしょうか?とすると、天曜日?海曜日?があったかも…。