46.ボイジャーはどこまで行くの?

アメリカの探査機ボイジャー1号・2号は、1977年の打ち上げ以来さまざまな惑星の探査を行い、惑星たちの素顔を伝えるたいへん貴重なデータを送ってくれました。特にボイジャー2号は、木星の探査に続いて、土星、天王星、海王星と、グランドツアー(大旅行)と呼ばれる惑星探査の旅を行いました。残念ながら、冥王星の探査は軌道の関係から行えませんでしたが。

ボイジャーは原子力電池をエネルギー源としていて、打ち上げから30年近くたった今もなお健在です。順調にいけば、2020年ころまでは貴重なデータを送り続けてくれることでしょう。その時点でのボイジャー1号の位置は、太陽から150天文単位と予想されています。地球との通信ができなくなったその後も、ボイジャーの旅は続きます。

ボイジャー1号