ご存知のように、太陽系には8つの惑星があります。太陽は8つの惑星を支えています、と言った方がいいかも知れません。 兄弟同士というのが信じられないくらい、8つの惑星にはそれぞれユニークな特徴があります。個性は、サイズや重さだけのことではありません。昼側と夜側で温度差が600 度もある水星、気圧が地球での100 倍もある金星。次々と衛星が発見されている木星と土星。自転軸が大幅にずれている天王星・・・。

なぜ、このようないろいろな顔をもつ惑星ができるに至ったのでしょうか。さまざまな角度から、惑星のようすを見ていきましょう。

軌道長半径
a
(天文単位)
離心率
e
太陽からの距離108km
最小
a(1-e)
長半径
a
最大
a(1+e)
水星0.38710.20560.4600.5790.698
金星0.72330.00681.0751.0821.089
地球1.00000.01671.4711.4961.521
火星1.52370.09342.0662.2792.492
木星5.20260.04857.4057.4058.160
土星9.55490.055513.50114.29415.087
天王星19.21840.046327.41928.75030.081
海王星30.11040.009044.64045.04445.449
この図は、8 つの惑星と冥王星の軌道の位置を示しています(水星、金星、地球の軌道には名前は書かれていません)。すべての惑星の軌道は、大体同じ平面上にあります。たとえば、地球の軌道面は黄道面と呼ばれ、太陽の赤道面から7度傾いています。冥王星の軌道は、黄道面から最も傾いていますが、それでもわずか17度です。すべての惑星は同じ方向に公転していますが、金星と天王星の自転の向きは他の惑星の自転と逆を向いています。