石島陸さんが第144回地球電磁気・地球惑星圏学会学生発表賞(オーロラメダル)を受賞

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[2019-07-03]

元宇宙地球環境研究所・気象大気研究部の石島陸さん(大学院理学研究科素粒子宇宙物理専攻・平成30年度修士)が、2018年11月23-27日に名古屋で開催された第144回地球電磁気・地球惑星圏学会で行った研究発表に対して、2019年5月29日、同学会から学生発表賞(オーロラメダル)が授与されました。この賞は、将来性、独創性のある学生の研究発表を顕彰するものです。研究発表のタイトルは「太陽陽子降り込みイベントに伴う極域中間圏オゾン減少の統計解析」です。石島さんは、過去13年間にわたる衛星観測データから太陽陽子イベント時の極域中間圏オゾン混合比の時間変動について系統的な解析を行い、従来の5倍以上のイベントデータから、太陽陽子フラックスの最大値とオゾン減少率の最大値に高い相関があること、陽子フラックスの最大値が1000 pfu前後で両者の関係に違いがあること、などを明らかにしました。これらの成果は今後、高エネルギー粒子の地球大気環境への影響の詳細の解明につながると期待されます。

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URL: http://www.sgepss.org/sgepss/history/students.html#2018

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