ヴァン・アレン帯の電子が加速される場所の特定に成功

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[2019-11-07]

統合データサイエンスセンター三好由純教授、堀智昭特任准教授らの国際研究チームは、JAXA「あらせ」衛星、米国NASA「Van Allen Probes」を用いて、宇宙空間の異なる場所で高エネルギー電子と磁場の同時観測を実現し、ヴァン・アレン帯の高エネルギー電子がエネルギーを獲得する場所の特定に初めて成功しました。地球周辺の宇宙空間においてヴァン・アレン帯の高エネルギー電子は、人工衛星等の故障などを引き起こす存在として知られています。本研究の成果は、ヴァン・アレン帯の電子の生成の変化に関する予測精度を向上させ、宇宙空間の安全な利用にも貢献することが期待されています。この結果は、2019年11月5日発行の米国物理学連合速報誌 Geophysical Research Lettersに掲載されました。

名古屋大学 プレスリリース全文(PDF)

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