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パレオディテクターによる暗黒物質の直接探索

融合研究プロジェクト
「パレオディテクターによる暗黒物質の直接探索」

暗黒物質は宇宙の約四分の一を占めるものの正体は謎のままです。このプロジェクトでは、鉱物を検出器として用いる「パレオディテクター」という手法で暗黒物質の直接検出を試みています。鉱物には地質学的スケールの長時間にわたり暗黒物質と相互作用した痕跡が残っている可能性があります。それを検出できれば、少量の試料でも暗黒物質の直接探索が可能だと考えられています。このプロジェクトでは、深海底で採取したマントル由来のカンラン石など、宇宙線から遮蔽されていて、かつ、放射性元素の濃度が低くノイズの少ない試料を用いて研究をすすめています。


様々なカンラン石に含まれる微量元素の存在度(C1コンドライトで規格化)。

マリアナ海溝で採取したレールゾライトから分離したカンラン石。