ふれあい 〜サンタフェ2005〜

「人は人と出会い、そしてふれあう」
アメリカ、ニューメキシコ州サンタフェで開催されたCEDARワークショップに参加してきました。


「サイアス」

CEDARは学生の参加を大変優遇してくれる。嬉しい事に参加費とホテル代は全額補助される(感謝)。ホテルは4人部屋だが、十分広くすこぶる快適だった。ルームメイトのサイアスは、UNIS で斎藤さん(研究室の大先輩)とクラスメイトだったらしい。彼はビールが大好きだ。幸か不幸か毎晩のように一緒にビールを飲むこととなった。彼曰く、一晩でOne tankは軽く飲むらしい。最終日にはハイネケン6本奢ってくれた。ただ残念ながら飲みきれず、2本は持ち帰り、お土産として元場兄さんに献上した。また会いたい(そしてビールを奢ってほしい)。



「トニー」

トニーは気さくな奴だ。いつも、「Hi, TAKUO.」と呼びかけてくれる。常に落ち着いた口調ですこぶる英語が聞きやすい。彼の何気ない会話の節々にやさしさがあふれている。奥さんは日本人らしい。それもまたうなずける。ただ彼は、去年知り合ったはずの小竹さん(豊川2部門の先輩)の名前をあっさり忘れていた。小竹さんは、かるくへこんでいたようだ。僕の名前を覚えていてくれているのかとても心配だ。また会いたい(彼が僕を忘れないうちに)。

 トニーと。



「CJ」

ポスター発表の会場は、なんとフリービア!どうやらCEDARのポスター発表は、呑みながらやるものらしい。僕にとっては嬉しい誤算で、ビールに勇気づけられた僕は、積極的にポスター発表に参加する事ができた。そのフリービアのバーテンダーは、ノリの良いおばちゃんで、何度もビールを貰いにいくうちに自然と知り合いになった。その名も「CJ」。彼女の仕事は、大変手際がよく、見ていてとても気持ちよかった。僕が空いたグラスを片手にウロウロしていると、彼女はすぐに手を振って僕を呼ぶ。そしてビールをナミナミと注ぐ。彼女の間髪入れない攻撃により、僕はもう少しで完全に潰されるとこだった。彼女はなかなかのやり手に違いない。また会いたい(そして僕に勇気を与えてほしい)。

 CJと。



「大将」

連日のアメリカ(メキシコ?)料理は胃腸に厳しい。そんな僕らを癒してくれたのは、やはり日本食だった。10年以上前からSanta Feに店を構えるSushi Bar Hiroには日本の職人さん(大将)がいた。築地直送のネタは、文句なしの品質でSanta Feにいる事を忘れかけた。最近、日本人の客は少ないらしく、僕らを見ると嬉しそうに、烏賊の塩からやキャベツの浅漬けなどをサービスしてくれた。サンタフェで食べる日本食は、格別で、自分が日本人であるという事を強く感じた。ただ魚と果物を同じ包丁で捌いていたのが、少し気になった。また会いたい(そして僕の胃腸を癒してほしい)。