新規放射線センサ開発/Development of novel radiation sensors
- 月や火星における水資源探査を目指した革新的中性子・ガンマ線センサの開発
月や火星では水の存在が示唆されていますが、水(というより水素原子)が存在すると宇宙線と惑星表面の
物質の反応でできた
エネルギーの高い中性子(高速中性子)が効率よく減速されます。
そのため、中性子フラックスを観測することで水素原子の量を測定することができます。実際月では極域に
水素原子が多く集中しており、永久影との関係も示唆されています。
単独のセンサで高速中性子、熱外中性子、熱中性子を分光できるセンサを開発し、水資源探査に活かす
ことを目的としています。
本研究はJKAの小型自動車等機械振興補助事業(研究補助)によりサポートされています。
◎ 研究概要・内容・成果
◎ レポート・報告書
- 月や火星における水資源探査を目指した革新的中性子・ガンマ線センサの開発
上の研究をさらに発展させて、宇宙機搭載を狙います。2024年度中の完成を目指しています。
本研究はJKAの自転車等機械振興補助事業(研究補助)によりサポートされています。
- 人工ダイヤモンドを利用した放射線モニタの開発
ダイヤモンドは最近の技術的進歩による急激に良質で大きなサイズのものが作れるようになってきました。
このダイヤモンドを使って放射線モニタを作ることを計画しています。これまでシリコンが放射線モニタ
として使用されてきましたが、高温下などの苛酷な環境におかれる可能性がある宇宙空間で
動作しうるダイヤモンドに魅力を感じ、まずは宇宙空間での実証を目指します。