2で製作した4種類の電子回路基板について、個々に動作確認を行い、さらにこれらを組み 合わせて試験を行う。しかしながら、衛星搭載を視野に入れて基板設計を行うのは今回が 初めてであり、設計が正しくそのまま動作するかどうかは不明なところがある。まずは慎 重に電源を投入するところから始まり、その後問題があるかどうか慎重・丹念に見ていく デバッグ作業を行う必要がある。また、FPGAについては、VHDLというハードウエア言語で プログラミングを行ってそのプログラムをアップロードしないと動作しないので並行して 開発を行う必要がある。 電源・デルタ機能基板については、一部配線ミスやがあったものの、基板に改修を施すこ とでほぼ一通りの動作試験を終了した。現在電源・デルタ機能基板と別予算で開発したデ バッグ用インターフェース基板を組み合わせて、FPGAやPICマイコンのソフトウエア動作試 験を行っているところである(図6)。
データ処理ボードについてもコネクタの配線ミスや電源シーケンス部においてミスがあり、 一部の機能が働かないものの、FPGAなどは動作している(図 4.8)。