陸域海洋圏生態研究部

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地球表層に存在する陸域海洋圏は、エネルギー及び水を初めとする物質の循環を通して、地球の気候システムの形成と維持にとって重要な役割を果たしていま す。この研究部では、地域からグローバルレベルまでの陸域・海洋圏の生態系におけるエネルギー・水輸送と物質循環に関して研究を行っています。特に、多地 点での現地観測を行いつつ、全球を網羅する大気再解析データや人工衛星データ、数値計算等を用いています。

陸域については、熱帯林や北方林でエネルギー・水・物質の各輸送過程を観測し、大気陸面結合モデルで数値的に解析しています。また、大気再解析データを用 いて大気水循環と陸域水循環を総合的に解析しています。特に、我が国の気象・気候にも大きく関わるアジアモンスーンの変動を、日変化から気候変動の時間ス ケールで解析しています。

海洋については、日本海や東シナ海などの縁辺海や沿岸域での表層低次生態系について、特に人間活動の影響の影響を受けた河川水の流入や台風などの気象擾乱 の影響などに着目して、衛星観測、海洋観測、数値モデリングを組み合わせて研究しています。また、係留測器を用いた時系列観測および同位体解析を用いて、 表層から中深層への生物起源物質の輸送過程についても研究しています。


2009年4月の地球規模の海洋での一次生産の分布図
2009年4月の地球規模の海洋での一次生産の分布図。
人工衛星の植物プランクトン色素(クロロフィルa)濃度、表面水温、光合成有効放射量からモデルで計算した。
環北極域における夏季の降水量の気候値 1984年~2011年の夏季降水量の長期変化傾向
a) 環北極域における夏季(6月~8月の3ヶ月間)の降水量の気候値(1958年~2012年の平均値)
b) 1984年~2011年の夏季降水量の長期変化傾向
一本毎の木の水使用量を計測するセンサーと一日当たり水使用量計測結果 一本毎の木の水使用量を計測するセンサー(上)と 山地流域内の南向き斜面中部(a)、北向き斜面上部(b)、 北向き斜面下部(c)の一本当たり、一日当たり水使用量計測結果(下)。 このように、森林流域全体にセンサーをばらまくことで、流域レベルの森林水利用の環境応答特性を知ることができる。
衛星リモートセンシングで観測した東シナ海の植物プランクトンの分布。中国の長江から流れて出た淡水の影響で植物プランクトンが多くなっている。 衛星リモートセンシングで観測した東シナ海の植物プランクトンの分布

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