野村浩司さんが、IEEEのExcellent Student Awardを受賞

　宇宙地球環境研究所・総合解析研究部の野村浩司さん（大学院工学研究科電子情報システム専攻・修士課程2年）が、2017年3月27日に IEEE Excellent Student Awardを受賞されました。
　野村さんは、米国NASAの人工衛星が観測したプラズマ波動データの解析を行い、プラズマ波動の分散特性に関する理論を用いることで、その場のイオン組成比を決定し、従来、計測が困難であった地球近傍の宇宙空間のプラズマ組成分布を定量的に導出することに成功しました。この手法は、昨年12月に打ち上げられた「あらせ」衛星が観測するプラズマ波動データにも適用することが可能であり、今後、「あらせ」衛星観測における応用が期待されています。