名古屋大学ホームカミングデイ

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[2019-10-23]

 令和元年10月19日に第15回名古屋大学ホームカミングデイが行われました。今年は、名古屋大学創立80周年の節目の年であり、例年と異なる内容の企画を含め、多くの催し物が行われました。特に、宇宙地球環境研究所(ISEE)は主要イベントの1つである特別企画(講演会)を中心となって企画運営する大役を担当しました。

 当日は生憎の雨天でしたが、会場となった豊田講堂シンポジオンホールには定員200名を超える約230名ものご来場をいただき、追加して並べた椅子にまでびっしりとお客様に座っていただけました。特別企画は2つの講演とパネルディスカッションで構成され、北川浩之教授の司会進行で進められました。

 講演会ではまずISAS/JAXA准教授で「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャーをされている津田雄一先生に「小惑星探査機はやぶさ2の挑戦」という題で、「はやぶさ2」の最新情報や成果などを講演していただきました。次に武蔵野美術大学准教授で本研究所の前身部局の1つである太陽地球環境研究所の卒業生でもある宮原ひろ子先生に「地球と宇宙のつながりに迫る -天気を左右する太陽活動と宇宙環境変動」と題して、本研究所の重要課題の1つでもある宇宙と地球の繋がりについて、本学在学中の思い出などを交えて講演していただきました。どちらも大変興味深い講演で、聴衆の皆様も真剣に聞き入っていらっしゃいました。

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講演中の津田先生

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会場からの質疑に答える宮原先生

 後半は「宇宙と人間の未来」と題したパネルディスカッションを行いました。講師の先生お2人に加え、本学大学院環境学研究科の渡邊誠一郎教授、本研究所塩川和夫副所長がパネラーとして加わり、草野完也所長の進行のもと、1)今後、(だいたい)20年間の宇宙探査はどう進むべきか?、2)100年後の宇宙と人間の関係はどうなっているか?、3)なぜ、私達は宇宙へ行くのか?、というテーマで討論が行われました。5名の登壇者それぞれから多様な意見が飛び出し、討論は大いに盛り上がりました。

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パネルディスカッションの様子

 特別企画の関連イベントとして、豊田講堂ホワイエにて当研究所の研究紹介をするブース展示を行いました。ホワイエにおける展示は例年行っていますが、今回は特別企画の関連イベントとして研究所紹介のポスター展示、紹介ビデオの上映、広報用パンスレットの配布に加え、本研究所が運用に深く関わっている太陽観測衛星「ひので」、磁気圏探査衛星「あらせ」の模型展示も行いました。また、多数の教職員がブースに立って研究成果や展示物の説明を行いました。展示ブースには約580名もの方にご来場いただき、終日大変な賑わいでした。ご来場いただいた皆様に深く御礼申し上げます。

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展示会場の様子

 このイベントの企画運営は名古屋大学宇宙地球環境研究所と名古屋大学Development Office、研究所事務部が共同で行いました。企画運営にご尽力いただいた皆様に深く御礼申し上げます。

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講師・パネラーを交えた記念写真

ホームカミングデイWebページ:

http://www.nagoya-u.ac.jp/extra/home-coming-day/hcd_15/

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