研究集会開催案内
名大ISEE研究集会「プラズマ圏の観測とモデリング」

名大ISEE研究集会「プラズマ圏の観測とモデリング」
共催: 新学術領域「太陽地球圏環境予測 (PSTEP)」

  • 日時:2017年3月6日-7日
  • 場所:大阪電気通信大学 駅前キャンパス(大阪府寝屋川市早子町12-16)
  • 申込締切:2017年1月31日
  • 申込サイト:https://is.isee.nagoya-u.ac.jp/plasmasphere/

趣旨:

 内部磁気圏には,eVからMeVに及ぶ幅広いエネルギー帯に属するプラズマが存在しており,本研究集会では、その中で最も低エネルギーの階層に属す「プラズマ圏」に関する最新の観測とモデリングに関する議論を行う.
プラズマ圏プラズマの生成・損失メカニズムを理解することは磁気圏・電離圏・大気圏の結合を理解する上で重要であり,また内部磁気圏プラズマのエネルギー階層間結合を理解する上でも重要である
. プラズマ圏プラズマは、衛星粒子観測による直接観測が難しく,主に波動観測や地上からのリモートセンシングによって導出されている.昨今,プラズマ圏のリモートセンシング技術については,多様なアプローチが進められており,ULF波を用いたプラズマ質量密度の推定,VLF波を用いた電子密度の推定,TEC, EUV撮像によるHe+, O+イオンの観測等様々な手法が確立しつつある.また,これらの研究では,データ同化や逆問題解析が広く使われており,解析手法に共通的な部分も多い.しかしながらこれらの研究はこれまで必ずしも組織的に行われておらず,「プラズマ圏研究」としてまとまった議論は行われてこなかった.そこで本研究集会では,衛星観測,地上観測,シミュレーション等様々なバックグランドを持つプラズマ圏研究者が一堂に会し,プラズマ圏研究の短・中期的戦略について集中的な意見交換・議論を行うことを目指す.さらにERGプロジェクトの目指すエネルギー階層間結合の理解へむけた,プラズマ圏研究サイドからの科学戦略立案を議論する.

世話人
尾花由紀(大阪電気通信大学)
三好由純(名古屋大学)