PSTEP·ISEE研究集会「第2回太陽地球圏環境予測のためのモデル研究の展望」

 2018年2月26~27日の日程で、名古屋大学環境総合館において表題の研究集会を開催いたしました。本研究集会は2017年1月に開催された第1回に引き続き、太陽・太陽圏・地球電磁気囲・大気圏からなる連続的で複雑なシステムである太陽地球圏を対象とするモデル研究の現状と課題及び予測へ向けた展望を、分野を超えて幅広く議論することを目的として、名古屋大学宇宙地球環境研究所(ISEE)との共同主催として開催いたしました。

ポスターセッションの様子

 今回は、前回は時間の制約上取り挙げることができなかった長期変動や放射線帯モデルの研究について集中した議論を行うとともに、全国ニュースで取り上げられました2017年9月初旬の活動領域(AR12673)での太陽活動にともなう現象について様々な観点からの研究報告や議論を行いました。またPSTEPA01予報システム班が中心となって編集を進めている宇宙天気ハザードマップについての紹介と研究者への協力要請や、PSTEPに深く関連するISEE国際ワークショップの開催報告も行われました。

ディスカッションの様子

 PSTEP内外から46名の研究者の参加があり、非常に実りのある議論が展開されました。今後は、具体的なモデル間の連携について議論を進めていく第3回の開催を企画しています。

集合写真

(塩田大幸、中溝葵、峠千尋/情報通信研究機構)