雲降水科学研究室 中高生向けページ
環境学
研究科雲降水科学研究室
Q どんな研究をしているの?
A雲が湧き起こり激しい雨をもたらすしくみについて、私たちは多くのことを知っていますが、同時に今でも解明されていない課題がたくさん残されています。地球上のさまざまな雲や雨の動きをじっくり観測し、その背後に隠されたメカニズムを調べています。
Q わたしたちの暮らしとのつながりはなんだろう?
A雨は人類をふくむ地球上すべての生物にとって不可欠な恵みであると同時に、ときに深刻な災害を引き起こす要因でもあります。衛星観測装置や地上設置レーダをはじめとする最新観測技術を用いて、雲や雨の成り立ちをより深く理解することは、私たちに身近な気象に慣れ親しむ上で価値があると同時に、防災への貢献としても重要です。
マルチパラメータフェーズドアレイ気象レーダ(MP-PAWR)
衛星搭載降水レーダの将来動向
Q 将来一緒に研究をしてみたい皆さんへ
A過去数十年ほどで、雲や雨を観測し研究する手段は劇的に変化しました。地球上どこでも雨雲の3次元構造を捉えることのできる衛星搭載レーダなどを用い、研究室のコンピュータ上で世界の至るところの雲や雨を手に取るように観察することができる時代になりました。観測データ解析を通じて世界中の雲や雨のふるまいを自在に眺め、その仕組みに思いを巡らしてみたい皆さん、ぜひ一度私たちの研究室にいらしてください。