北極の温暖化を加速する「水蒸気の連鎖」を発見 ― ユーラシア大陸からの水蒸気が海氷の減少を促す可能性 ―

2026-04-22

陸域海洋圏生態研究部の檜山哲哉教授と福富慶樹特任准教授、北海道大学の佐藤友徳教授、気象研究所の中村哲研究官による共同研究チームは、北極の温暖化の一因と考えられている水蒸気量の増加とその起源を解析し、その成果を「npj Climate and Atmospheric Science」誌に公表しました。夏はユーラシア大陸から北極海に向かう水蒸気量が増え、秋は北極海からユーラシア大陸に向かう水蒸気量が長期的に増えていることがわかり、特に夏は、水蒸気の温室効果によって北極海の海氷が溶けやすくなり、北極海上が低気圧偏差になることで大陸から北極海に向かう水蒸気の流れを強めるという連鎖的な仕組みを見出しました。

名古屋大学からのプレスリリース
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2026/04/post-983.html