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海洋の応答が温暖化による中緯度台風の強化を抑えることを明らかに

2024-01-10

国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学宇宙地球環境研究所の金田 幸恵 特任助教、相木 秀則 准教授らの研究グループは、高解像度の領域大気海洋結合モデル「CReSS-NHOES」を用いて、台風と台風に伴う海洋応答をともに水平解像度1-2kmという高解像度で初めて同時にシミュレートすることで、中緯度の顕著台風の温暖化に伴う強度変化が台風の引き起こす海面水温の低下によって緩和されることを定量的に明らかにしました。

雑誌名:Geophysical Research Letters
論文タイトル:Buffering Effect of Atmosphere–Ocean Coupling on Intensity Changes of Tropical Cyclones under a Changing Climate
著者:S. Kanada, and H. Aiki(ともに名古屋大学 宇宙地球環境研究所 所属)
DOI: 10.1029/2023GL105659
URL: https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2023GL105659