42. 空気中にある二酸化窒素の量はどうやって調べるの?

いくつか方法はあるのですが、例えば、名古屋大学宇宙地球環境研究所では、全く新しい方法で、空気中にある二酸化窒素の量を調べる装置を開発しています。レーザー光線を使う方法です。

二酸化窒素が対流圏にあるオゾンの原因だといっても、実際に、私たちの周りの外の空気に含まれている二酸化窒素の量は、だいたい 1 億分の1程度ですから、本当に少ないのです。これだけ少ない二酸化窒素でも、対流圏のオゾンを作ってしまうのですから、

なんとかして、正確に量を調べなければなりません。そこで、最先端の科学技術であるレーザー光線を使った方法で、二酸化窒素がどの程度空気中に混じっているのかを調べる研究が進められているというわけです。

宇宙地球環境研究所の装置