3. オーロラはどこで見えるの?

オーロラは、高緯度へ行けば行くほどよく見られると思っている人が多いようですが、実際は、地球の極を取り巻くように現れます。ただし、ここで極というのは、地球の磁場の極のことです。オーロラが統計的に一番よく見える湯所は、地磁気緯度で65-70度で、この領域のことをオーロラ帯、またはオーロラベルトと呼びます。そこでは、天気さえよければ、ほとんど毎晩オーロラをみることができます。

つまり、極まで行ってしまえば、オーロラが見える確率は減ってしまいます。磁極が、地理上の北極のある北極海から、グリーンランド北西部側(つまり、アメリカの東海岸側)へずれているため、アメリカやカナダの東部では、それほど寒くなくてもオーロラを見物することができます。例えば、ニューヨークやボストンでは、1年に10回くらいオーロラが見えるはずです。その逆に、日本は損をしていることになりますね。