43. 光化学スモッグが増えてきた?

飛躍的に日本の経済が成長した 1960-70 年代。その頃、大きな都市では、遠くの景色がかすんで見えない、外を歩いていると目がチカチカする、などの公害が発生しました。これが、光化学スモッグです。

光化学スモッグは、自動車や工場から出される二酸化窒素や、それを材料にして作られるオゾンなどが原因です。国では、地球の大気を汚さないように法律を作ったり、新しい技術の開発を行いました。その結果、光化学スモッグの発生回数は、だんだんと減ってきました。

ところが、2000 年以降、光化学スモッグの発生が少しだけ増えてきたことが、最新の研究成果によって分かってきました。しかし、その原因はまだ解明されていないままなので、詳しい研究が待たれます。