●ADVERSARIA 2013

1/11:野辺山45m鏡の100GHz帯受信機に搭載した導波管型偏波分離器(OMT)に関する共著の英語論文がPublications of the Astronomical Society of the Pacific誌に受理されました。


1/11:日本天文学会の学会誌『天文月報』に投稿した和文記事「野辺山45m望遠鏡搭載用超伝導受信機の開発」が受理されました。月報106巻4号(3月発行)に掲載の予定です。


1/17:一泊二日で、国立天文台のEast Asia ALMA Regional Centerを訪問し、ALMAデータのリダクションソフトであるCASAの講習を受けました。三鷹は雪でした。


1/24:日帰りで大阪府立大学・宇宙物理学研究室を訪問し、物理光学解析のソフトである"GRASP"の使い方を習いました。今年は、新しいソフトを色々使えるようになろうと勉強を頑張っています。



2/1:野辺山45m鏡用の新しい受信機について書いた主著の英語論文がPublications of the Astronomical Society of the Pacific誌に受理されました。


2/25:名古屋大学グローバルCOEプログラムの研究会「ものづくり博'13」に参加し、STE研で取り組んでいる大気観測装置と、野辺山でやってきた45m鏡用の受信機開発について話しました。


2/28:名大で「第13回・ミリ波サブミリ波受信機ワークショップ」が行われました。自分の発表はありませんでしたが、現地世話人として運営に力を注ぎました。



3/7:野辺山に設置された大阪府大の1.85m電波望遠鏡開発に関する共著の論文がPublications of the Astronomical Society of Japan誌に受理されました。


3/7:野辺山45m鏡の共同利用観測に参加しました。ターゲットは最近ニュースでも話題になりつつあるC/2011 L4(PANSTARRS)およびC/2012 F6(LEMMON)の二つの彗星です。


3/13:既存のビルの老朽化で、隣に新しく建設された建物に研究室が引越しをしました。専用の居室を頂くことができ、これから気分一新で研究を頑張っていきたいと思います。


3/20:天文学会春季年会が埼玉大学で行われ、「地上観測機器」のセッションで発表をしてきました。学会では二度目となる座長の仕事も務めました。



4/2:開発に参加している野辺山45m望遠鏡用の45GHz帯HEMT受信機(Z45)が、T-CepのSiOメーザー観測に成功し、ファーストライトを達成しました。


4/4:1部門の花見が行われました。今年度は、松見研・水野研どちらの研究室にも新人が来たので賑やかになりそうです。学生の皆さんには、充実した研究生活を送ってもらいたいと思います。


4/24:研究所の新人の一人ということで、集中談話会で講演しました。毎度似たような内容ですが、「ミリ波受信機の開発と系外銀河の観測」に関して一時間ほど。



5/18:先月26日に出発した南米・チリ出張から帰国しました。標高4,864mのアタカマ砂漠で、サブミリ波大気観測装置の立ち上げなどを行いました。話題のALMA望遠鏡も見てきました。



6/4:ALMAによるセイファート銀河の観測結果に関する共著の論文がPublications of the Astronomical Society of Japan誌に受理されました。


6/8:名大祭に合わせて、研究所の一般公開がありました。天気が良かった割にお客さんは一日を通して少なく、研究のアピールとしては少々残念でした。


6/12:東大で行われた「系外銀河の化学的研究」に関するミニワークショップに参加し、野辺山45m望遠鏡での近傍銀河のラインサーベイ観測の結果を発表しました。


6/17:技術職員さんから"SolidWorks"という3次元CADの講習を受けました。これまではAutodeskの"Inventor"を使っていたのですが、別のソフトにも対応できるスキルを身に着けたいと思います。



7/9:水野研の暑気払いに参加しました。ビール飲み放題&ジンギスカン食べ放題で、しっかりスタミナをつけてきました。名古屋の夏はつらいけど、この暑さに負けず頑張ろう!


7/25:野辺山観測所で開催された「第31回・野辺山ユーザーズミーティング」に参加しました。今回は、水野研の機関報告と、レガシー観測の成果を発表しました。


7/28:理学部・A研の学生と技官の方と一緒に、野辺山観測所で私が開発に携わっていた「FOREST」受信機を視察しました。TESカメラの実験室も見学させてもらいました。



9/7:8月末から1週間北海道の陸別観測所に出張しました。オゾン観測装置の新しいフィルターの試験をやった他、初めてHFレーダーも見学してきました。


9/12:東北大学で行われた日本天文学会に参加し、ALMAの観測成果を発表しました。共同研究に入っている発表が 13 件もあったのですが、こんなに沢山の講演に名を連ねるのは初めてです。


9/18:最近は、超伝導デバイスの設計を勉強しています。理学部出身なのでこれまでは馴染みが無いのですが、スミスチャートなどと格闘しています。



10/3:国立天文台に出張し、先端技術センターの超伝導素子製作場所であるクリーンルームやALMAのBand-10受信機の開発環境を見学させてもらいました。


10/18:大阪市立東高校でSSH先端科学研修事前講座として、理数科80名ほどに宇宙・天文学に関する講演をしました。内容は、私達と宇宙の関わり、宇宙観の変遷、現代の天文学など。


10/28:情報通信研究機構で行われた太陽系天体の観測に関するALMAセミナーに参加し、我々の経験からALMAでの観測・解析の実際を紹介する講演を行いました。



11/27:国立天文台野辺山で、次のシーズンの望遠鏡搭載に向けた「FOREST」受信機の開発に参加しました。これから12月末にかけて、何度か野辺山を訪れる予定です。


11/29:今日飛び込んできたニュースは、「アイソン彗星の消滅」。45m鏡で我々の観測提案が通っていて、そろそろ準備をしようと思っていた矢先に、肝心のターゲットが消えてしまいました。



12/9:有限要素電磁界解析ソフト(HFSS)と回路シミュレーター(GENESYS)が入ったマシンを研究室に設置しました。着々と超伝導素子開発の準備が整いつつあります。


12/30:もう大学の正規の仕事は終わっているのですが、休日出勤という扱いで観測所に行き、今年最後の仕事をしてきました。


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