●ADVERSARIA 2015

1/22:研究所の部門セミナーで、「ラインサーベイによる星間化学研究と惑星大気研究の可能性」というタイトルで発表をしました。太陽系天体の研究に、今年は真面目に取り組みたいと思っています。


1/28:三鷹で行われた宇宙電波懇談会シンポジウムに参加しました。今回のテーマは「2030年までの電波天文学を展望する」ということで、次世代の計画とサイエンスについて議論されました。


1/29:昨年10月にacceptされたALMAによるNGC1068の観測成果の主著論文が、Oxford Univ. Pressのページにてオンラインで出版されました(→こちら)。



2/15:豊橋市視聴覚教育センターのサイエンス講座での一般向け講演を依頼され、「電波天文ってなに?動き出したアルマ望遠鏡」というタイトルで電波天文学の話をしてきました。


2/23:工学部4年生の卒論発表会があり、11名の学生が卒業研究の内容と成果を発表しました。卒研を指導した秋山君、伊藤君も発表を行い、無事に審査を通過しました。


2/26:Takano et al.(2014)とNakajima et al.(2015)で出版された2本の論文に基づくALMAによる研究成果がプレスリリースされました(→こちら)。朝日新聞にも取り上げられました。



3/20:大阪大学で行われた日本天文学会2015年春季年会に参加しました。地上観測機器のセッションで、現在共同開発研究を進めている超伝導素子開発の成果を発表しました。


3/27:国立天文台・先端技術センターの共同開発研究に申請していた「超伝導素子の開発研究」が採択されました。2014年度から引き続きですが、来年度も研究継続です。



4/8:1部門のお花見ランチ(天気が悪く建物内で)が行われました。今年度は、理学系から4名のM1が一緒に研究を行うことになりました。2年間、頑張っていきましょう!


4/14:打ち合わせのため東京に出張し、午前中は東京農工大学、午後は国立天文台三鷹キャンパスを訪ねました。


4/17:新しい2部門・工学系の学生の配属が決まり、今年度は新しく2人の4年生と一緒に研究をすることになりました。1部門・2部門とも新人が来て、賑やかになりそうです。



5/9:工学研究科の入試説明会がありました。ノーベル賞効果なのか、今年は学外からの受験希望者が多いのだとか。我々も太陽地球環境研究所のパンフレットを配って、宣伝しました。


5/19:今年度は、研究室の輪講でトロムソ大のブレッケ先生が書かれた『超高層大気物理学』を読んでいます。一万円近くする分厚い教科書なのだけど、秋のトロムソ行までに読み終わるのか?!


5/26:幕張メッセで行われた「日本地球惑星科学連合2015年大会」に参加し、ポスター発表をしました。前回参加したのは2005年で、ちょうど10年前なので、本当に久しぶりの参加でした。



6/6:国際研究会参加のため、スウェーデンを訪れました。トラブルがあって短いながら、口頭発表で研究成果を紹介。Chalmers Univ.のOnsala天文台にある20m望遠鏡も見学できました。



7/2:水野研の暑気払いが、名古屋ビール園「浩養園」で開催されました。授業等が終わる夏は研究書き入れ時なので、名古屋の暑さに負けないように頑張ります。


7/10:新しいミリ波大気観測装置を設置するノルウェーへの渡航準備の為、東京(南麻布)にあるノルウェー大使館を訪ね、長期ビザの申請をしてきました。


7/30:野辺山宇宙電波観測所で開催された"NRO-ALMA Science/Development Workshop 2015"に参加し、45-mレガシープロジェクトの成果を発表しました。



8/7:この秋からノルウェーのトロムソで立ち上げが始まる、新しいミリ波大気分子観測装置に搭載する超伝導ミクサの性能評価が始まりました。200GHz帯はなんだか懐かしいです。


8/16:南米チリの大型干渉計ALMAによって行われた活動銀河核を持つ近傍銀河の観測に関する共著の論文がThe Astrophysical Journal誌に受理されました。


8/22:野辺山45-m望遠鏡に搭載された新たな45GHz帯HEMT受信機(Z45)に関する共著の論文がPublications of the Astronomical Society of Japan誌に受理されました。


8/26:国立天文台三鷹キャンパスで行われた ALMA の国際協力も視野に入れた大型プロポーザルの検討会"ALMA Workshop for Large Proposals on Nearby Galaxies"に参加しました。



9/12:2週間のノルウェー出張から帰国しました。トロムソにあるEISCATレーダーサイトで、新しい大気観測用コンテナの設置作業を行いました。


9/16:ALMAの大量の観測データ到着に備え、LaCieの10 TBハードディスクドライブを稼働させました。解析用のiMacとThunderboltケーブル接続ですが、さて如何なものか。



10/4:1週間のフランス出張から帰国しました。ナントで行われた惑星科学の国際会議"European Planetary Science Congress 2015"に参加しました。


10/21:国立天文台で行われた"ALMA/45m/ASTE/Mopra Users Meeting"に参加し、観測と開発成果の二件のポスター講演を行いました。



11/2:Visiting Scientistとして、ノルウェー北極大学に赴任しました。北極圏の街トロムソでの生活と、EISCATレーダーサイトでの仕事が始まりました。


11/19:南米チリのASTE望遠鏡で観測された冥王星の一酸化炭素分子に関する共著の論文がPublications of the Astronomical Society of Japan誌に受理されました。


11/30:ノルウェー北極大学の理工学部にある"Space Physics Group"のセミナーで、自己紹介・研究紹介とEISCATサイトでの研究計画について講演を行いました。



12/30:この二カ月は、トロムソ大のオフィスで論文書きに集中しました。残念ながら目標としていた2015年中の投稿には至らず、来年も引き続き頑張ります。


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