27. 黒点の数はいつも同じなの?

いいえ、違います。黒点の数や形は、時々刻々と変化しています。黒点の寿命は、数日から数ヵ月までさまざまです。それに、地球から見える太陽は半面だけなので、太陽の自転で黒点が裏側に行ってしまうと、見かけ上は数が減ることになります。

そのような変化の他に、11 年という更に長い周期で、太陽黒点数は変化しています。つまり、11 年ごとに増えたり減ったりするのです。黒点数が多い時期を「太陽活動極大期」、少ない時期を「太陽活動極小期」と呼びます。最近では、2009年ごろが極小期、2012年から2014年にかけて極大期でした。

黒点数の変動のグラフ(1610年~)、17世紀には黒点がほとんど現れない磁気が約70年にわたって続いた。この時期、地球は慣例化した(小氷河期)。