12.地球は水の惑星?

地球は、液体の水が流れる河川、湖、そして広大な海が存在する太陽系で唯一の惑星です。地球表面の実に約70%が液体の水でおおわれています。この液体の水が生命の誕生に重要な役割を果たしていることは、言うまでもありません。

地球は、太陽系で絶妙な位置を占めています。地球がもう少し太陽に近かったり、太陽がもう少し活発に活動していたら、地球は金星のように灼熱の惑星となっていたのかもしれません。もしもう少し遠くにいたならば、氷の惑星となっていたことでしょう。

地球の気温は、微妙なバランスで成り立っているのです。例えば、何らかの作用で大気中におよそ0.03%しか含まれていない二酸化炭素が無くなったとすると、平均気温は一20度と、極寒の世界になっていたはずです。私たちが今日のように豊かな水をたたえ穏やかな気候をもつ地球上で生活を営むことができるのは、幸運と言うべきかもしれませんね。