25.衛星の数ってどれくらいあるの?

水星と金星には衛星はありません。地球には1個、火星に2個、木星に48個、土星に34個、天王星に21個、海王星に8個の衛星と、合計114個の衛星があります。

これらは、既に軌道が決まり、命名をされている衛星の数です。最近の観測からさらに、木星に15個、土星に16個、天王星に6個、海王星に5個の小型の衛星が発見されていますが、まだ命名されていません。すべて足し合わせると、木星は63個、土星は50個、天王星は27個、海王星は13個の衛星をそれぞれ従えていることになります。

これら多くの衛星の中には、水星より大きなものや、水や大気をもつものもあります。木星の衛星であるエウロパやガニメデには、液体の水の層が存在する可能性が高いことが、アメリカのガリレオ探査機によって報告されています。生命の痕跡はまだ見つかってはいませんが、ひょっとしたら、衛星に地球外生命体が発見される日がやって来るかも知れません。