14.木星は太陽になり損ねた惑星?

木星は太陽系最大の惑星で、よく「太陽になり損ねた惑星」と言われていますね。木星は太陽とよく似た密度をもっており、組成もよく似ています。大きさ(体積)は地球の1300倍以上ありますし、その重さは、なんと太陽系内のすべての惑星の重さの3分の2以上を占めています。

それではなぜ、木星は太陽のように自ら光り輝かないのでしょうか?それは、太陽の内部で活発に行われている「核融合」という反応が起きるほど、木星内部の温度は高くないからなのです。木星が太陽のように輝くには、少なくとも今の100倍の重さが必要と言われています。

もし、木星が今よりもっともっと重かったなら、地球は2つの太陽に照らされていたのかもしれませんね。