15.地球型惑星?木星型惑星?

木星は表面がガスでできています。硬い表面ではないので、もし、木星の表面に立とうとしたならば、その人はズブズブと沈んでいってしまうでしょう。実際には、立つどころか、どこが表面かを判断することも難しいと思います。この様子は地球とはずいぶん違いますね。では、他の惑星の表面はいったいどのようになっているのでしょうか。

太陽系の惑星は、大きく分けて地球型惑星と木星型惑星に分類することができます。太陽に近い惑星である水星、金星、地球、火星は、比較的密度が高くて、硬い表面をもっています。これらの惑星は、地球型惑星とよばれています。一方、太陽から遠い惑星である木星、土星、天王星、海王星は、水素とヘリウムを主とするガスからできています。密度が低く、ガスの表面をもつこれらの惑星は、木星型惑星とよばれています。準惑星である冥王星はちょっと特殊で、木星型惑星の領域にいるのに硬い表面をもっていて、ほとんど氷でできています。