7. 「周波数」ってなに?

電波の「波」を正確に表わそうとすると、「波」としての特徴を示す2つの要素を、数字で記述する必要があります。その要素の1つが「周波数」。

周波数というのは、1 秒間に「波」が何個やってくるかを表わす量で、単位は「ヘルツ(Hz)」です。1秒間に波がたくさんやってくるときには周波数が高いといい、逆のときには周波数が低いといいます。

電波と同じように波の性質を持つ、「音(音波)」で考えてみましょう。周波数が高いというのは「音色が高い」音(高音)になり、周波数が低いというのは低音になります。このように、周波数によって、波の特徴の一部を表わすことができるのです。電波の場合も同様です。異なる周波数の電波は、生活のなかでの使われ方が異なります。たとえば、AMラジオでは1 MHz の周波数の電波を使い、地デジではおよそ 400 MHz から700 MHz の周波数の電波を使っています。携帯電話で使われるのは、約 800MHz や 2100 MHz などの電波です。