電磁波のなかの電波
これは、電磁波の種類(電波や光)を表わした図です。周波数、波長、光子(光 の粒)1個の持つエネルギー(eV: 電子ボルト、J: ジュール、K: 絶対温度) の関係も示しています。
電磁波は波ですから、山と谷があります。波の山と山(谷と谷)の間隔の 長さを「波長」と呼び、1秒間に進む波の数を「周波数」または「振動数」 といいます。電磁波の速さは、種類にかかわらず、1秒間に 30 万キロメートル(光速)です。つまり、「波長」と「周波数」の間には、
「波長」×「周波数」=「30 万キロメートル/秒」
という関係が成り立ちます。波長が長いほど周波数は小さく(=低く)なり、 また、波の持つエネルギーが小さくなります。上の図では、右方向にいくほど波長が長い(=周波数が低い)電磁波です。電磁波は、“光の粒”としての性質も持っています。電磁波を粒として見た 場合、光子1個のエネルギーは周波数に比例して強くなります。