11. 極域でも温暖化しているの?

図. 観測された世界平均地上気温(陸域+海上)の偏差(1850~2012年) 出典:図, IPCC AR5 WGⅠ SPM Fig. SPM.1(a)

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2013年に公表した第5次報告書で、「気候システムの温暖化については疑う余地がない。1880~2012年の世界平均地上気温は0.65~1.06 ℃上昇しており、最近30年の世界平均地上気温は、1850年以降のどの10年間よりも高温である。」と報告しています。極域では、なんとこの値の倍以上の速さで気温が上昇している場所もあります。そして、夏よりも、冬の気温が上昇しているようです。

注意しなければならないことは、極域では、年平均気温が20年~30年のサイクル(周期)で他の地域よりも大きく変動していることです。このような気温の大きな変動の原因はまだよくわかっていませんが、規模は大きくなくとも温帯域や熱帯域でも同じような気温の周期性があることを覚えておいて下さい。