22.永久凍土は無くなっちゃうの?

永久凍土とは、少なくとも2年以上、地面や地下の温度が0 ℃よりも低い温度に保たれた土を指します。北半球の陸地、緯度が高い場所(シベリアやカナダ北部)や、標高の高い場所(チベット高原)にあります。陸上には、冬に一次的に凍土になる季節凍土もあります。最新の研究によると、今世紀末までに、北半球の永久凍土の37 %が季節凍土になると報告しています(IPCC, 2013)。しかし、永久凍土が無くなることは(少なくともあと万年間は)ありません。その理由は、シベリアやカナダ北部には、地面からとても深いところまで永久凍土になっているからです。

一方、モンゴルにも永久凍土がありますが、モンゴルでは地面の温度が0℃より少しだけ低い温度で凍っているため、地球温暖化によって永久凍土が無くなる可能性があります。つまり、一年中凍土ではなく、冬だけ土が凍結する季節凍土になってしまいます。凍土は水を通しにくいので、雨が少ないモンゴルでは、夏に凍土が無くなると、夏に降った雨水が地下に染み込みやすくなり、地面が乾燥して草が生えにくくなり、羊や馬、牛などの動物が生きていけなくなり、それらの動物と一緒に暮らしている人間も生活できなくなって大変なことになります。それを防ぐにはどうしたらよいか、皆さん考えてみましょう。