42. 北極と南極へはどのようにして行くの?

北極地域には、普通の市民生活を営んでいる都会や町が多くあり、人々の往来や、生活に必要な物資の輸送のために定期航空便があります。この航空便で日本から北極の町まで、いつでも行けます。しかし、定期便は毎日飛んでいるわけではありません。それに、季節と天候に影響され欠航や遅れがでることも。夏の間は観光ツアーの大型客船などが北極海を航海し、ツアー客を運びます。ツアー客は氷山を眺たり、北極の町々に寄って白夜のショッピングを楽しみます。

南極では、観測基地までの往来には、大陸周辺の厚い氷を割って航海する砕氷船と、航空機が使われています。日本から昭和基地への物資輸送は、砕氷船「しらせ」が行います。観測隊員は、オーストラリアまで航空機で行き、そこで「しらせ」に乗り換えます。最近では、南極の外国基地を航空機で乗り継いで昭和基地まで行く航路も利用できます。

南極半島には多くの国々の観測基地があって、南米チリの最南端のプンタアレナスから、隊員は航空機で基地まで往来します。南極点のアメリカ基地は、南極大陸沿岸から遠い氷原上にあるため、物資も隊員も航空機で運ばれます。夏の季節に限って、観光船を使って行く南極観光ツアーがアルゼンチンのウスワイアから南極半島等に向かいます。