13.赤外線ってなに?

赤外線も目で見える光も、電磁波と呼ばれる電気の波の一種です。電磁波は波の波長により、いろいろな呼び方がされます。波長が 1 ミリより長い場合は電波(テレビ、ラジオ、携帯電話で使われている電波も光の一種なのです)、1 ミリより短く 7700 オングストローム(1 オングストロームは 0.00001 ミリメートル)までは赤外線、3800 オングストロームから 7700 オングストロームが可視光、3800 オングストロームから 10 オングストローム程度までは紫外線、それより短いところではX線(レントゲン写真撮影に使われていますね)と呼ばれます。

赤外線は、プリズムで虹を作ったときに、一番端にくる赤い色のさらに外側にやってくる電磁波であることから、こう呼ばれます。1800 年イギリスの天文学者ハーシェルは、プリズムで太陽の光を分けたときに、目では見えなくても、赤い色の外側でも温度計の温度が上昇することから、赤外線の存在を見つけました。

見えないけれど存在する!