35.酸性雨って何?

酸性雨というのは、自動車の排気ガスや、工場の排気中の硫黄酸化物、窒素酸化物が硫酸や硝酸になり、雨や雪に溶けて降ってくるものです。森林破壊の原因のひとつにもなっています。

雨の中の「酸」が直接植物にダメージを与えることもありますし、土壌を酸性化し、その影響で植物が枯れたりすることがあります。

日本の土壌はもともと酸を中和する能力が高いため、酸性雨による森林被害は欧米に比べればまだ少ない方です。しかし、このまま大気汚染が進めば、問題は深刻になっていく可能性があります。また、酸性雨は森林だけでなく、建物や河川・湖沼の動植物などにも影響を与えます。