21.地球以外の惑星の大気はどうなっている?

これまでずっと地球の大気をみてきましたが、太陽系の他の惑星の大気はどうなっているのでしょうか?

太陽系の惑星は、大きく地球型(水星、金星、地球、火星)と木星型に分けられます。惑星大気はもともと、太陽とほぼ同じで、水素とヘリウムが主な成分でした。しかし、地球型の惑星は太陽に近いため、太陽からの影響によって、もともとの大気がなくなってしまったと考えられています。最も太陽に近い水星には、現在大気はありません。金星と火星の大気は、惑星内部から出てきたガスでできていて、二酸化炭素が主成分です。地球の大気は、3 にも書きましたが、バクテリアなどの生物の光合成により酸素が作られたため、火星や金星とは違った成分を持っています。

木星や土星などの木星型惑星は、太陽とほぼ同じ水素とヘリウムが主成分となっています。