太陽系の惑星

1. 惑星って何?

夜空には、数多くの輝く星があります。それらの多くは、太陽と同じ様にその表面が非常に高い温度で、そのために自ら光を発しています。こうした星を、恒星と呼んでいます。恒星は、非常に大きく重い星です。太陽は恒星の一つで、地球の30万倍もの質量があります。そして、その中心部では核融合反応という水素の様な軽い元素同士がくっついて重い元素に変わる反応が起きており、それによって多くの熱を発生して輝いています。

恒星は、太陽以外は非常に遠くにあり、地球から見るとその動きはほとんどわかりません。一番近い恒星でも4光年以上先にあります。夜空の星の並びには、神話や身近な事物になぞらえて名前が付けられていて、星座と呼ばれています。オリオン座や、おおぐま座、こぐま座、やぎ座などです。これらの星座は、地球が動いているために、東の空から上って西に沈み、季節によって見えたり見えなかったりします。しかし、お互いの位置関係は変わりません。

一方、惑星は太陽や他の恒星の周りをまわる小さな星です。自分では、核融合反応による熱を発生することができず、表面は恒星ほど熱くありません。このため、自分で光も発することができず、太陽などの光を反射して光って見えます。地球も惑星の一つで、太陽の周りをまわっています。地球には、太陽の周りをまわる兄弟の惑星が7つあります。地球を合わせた8つの惑星と、月の様に惑星の周りをまわる衛星、太陽の周りをまわる惑星より小さな小惑星などの星があることもわかっていて、これらを合わせて太陽系と呼んでいます。太陽系の惑星は、内側から水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つです。地球から見ると、惑星は恒星たちの間を動いている様に見えます。