2. 雲にはどんな種類がある?

雲の形には、刷毛で描いたような巻(絹)雲、べったり広がった層雲、かたまりのような積雲があります。これらの雲ができる高さを対流圏上層(5~13km付近)、中層(2~7km付近)、下層(地面付近~2km付近)に分け、それぞれの高さで雲の形と性質を入れて組み合わせて、10種類に分けるやり方があります。雲の形と雲のある高さの組み合わせで分けるこのやり方は、十種雲級(十種雲形)といい、国際的に決められています。上層には巻雲、巻積雲、巻層雲、中層には高積雲、高層雲、下層には層雲、積雲、層積雲があり、また、いろいろな高さに、またがっている乱層雲、積乱雲があります。