45. コリオリの力(ちから)とは?

コリオリの力は地球が自転しているために生じる力で、地球上を大規模に移動する全ての物体に働きます。物体の進行方向を変化させるので、転向力とも呼ばれます。北半球では物体の進行方向に右向きのコリオリの力が常に加わっており、進行方向に対して右に曲がります。一方、南半球では左向きの力が加わり、進行方向に対して左に曲がります。

地球は自転軸を中心に1日で1回転(自転)します。しかし、赤道一周は約40000kmですが、緯度が高くなるとともに一周が短くなっていきます。そのため、移動する距離が一番長い赤道での自転速度が最も早くなり、緯度が高くなると遅くなります。このような緯度による自転速度の違いがコリオリの力を生じます。地球上を大規模に移動する大気にもコリオリの力が働きます。北半球で低気圧が反時計回りの渦となり、南半球では時計回りの渦になるのはコリオリの力の影響です。コリオリの力は赤道で一番弱く、両極に向かって大きくなります。