第2章 台風って何?

20. 台風はどうやってできるの?

そもそも台風とは何でしょう? 気象庁のホームページによると、台風とは「北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速が約17m毎秒以上にまで発達したものを指す」とあります。熱帯低気圧は、海域別に異なる呼び名を持っていて、たとえば北大西洋の熱帯低気圧は「ハリケーン」と呼ばれます。

熱帯低気圧の動力源は水蒸気が雲になるときのエネルギーです。したがって、水蒸気を豊富に供給してくれる暖かい海(海面水温26℃以上)で生まれます。雲の群れが発達すると、そこに向かって風が吹き込むようになります。これに「コリオリの力(ちから)」という地球自転による見かけの力が働いて渦を巻くようになります。コリオリの力は、北半球では進行方向右へ働き、高緯度ほど大きく赤道では0(ゼロ)です。海がいくら暖かくても赤道上で台風ができないのはそのためです。