43. 二酸化炭素(CO2)の排出量は、どう測る?

二酸化炭素を含む温室効果ガスの排出量は、直接測定されているわけではなく、活動量と排出係数をかけ合わせた式で計算されます。

温室効果ガス排出量=「活動量」×「排出係数」

活動量は、生産量、使用量、焼却量など、排出活動の規模を表す指標であり、「エネルギー起源二酸化炭素」「非エネルギー起源二酸化炭素」「メタン」「一酸化二窒素」といった項目に分かれていて、それぞれについて項目別に定められた排出係数を用いて計算されます。この項目別の排出係数は、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」からガイドラインとして公表されています。ただし、日本では日本の排出実態にあうよう調整された係数が用いられているとのことです(「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度(https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/))。

近年では、人工衛星から直接二酸化炭素を計測する技術もでてきています。